
初期費用で支払う「クリーニング費」っていくら?賃貸契約前に知るべき相場と注意点
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はじめに
賃貸物件を契約する際、「敷金」「礼金」「仲介手数料」などに目が行きがちですが、もう一つ必ずチェックしておきたいのが 「クリーニング費用」 です。
入居前または退去時に発生する清掃・原状回復関連の費用ですが、契約条件によっては「入居時に一括で支払うクリーニング費」が初期費用として請求されることがあります。
「え、クリーニング費?それって本当に払わなきゃダメ?」――そんな疑問を持つ方も少なくありません。この記事では、クリーニング費の相場・負担者・契約書で押さえておくべきポイント・支払いたくない人が知っておくべき現実を整理します。
1. クリーニング費とは何か?どのタイミングで請求される?
クリーニング費用とは、主に次のような清掃・設備点検などを含むものです。
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室内全般の清掃(床・壁・天井・窓)
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水回り・キッチン・浴室・トイレの清掃
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換気扇・レンジフード・エアコンなどの清掃・点検
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入居前の除菌・消臭処理
多くの場合「退去時」に貸主または管理会社が清掃を実施し、その費用を敷金から差し引いたり、借主に請求したりします。しかし、最近では 入居時の初期費用として「固定クリーニング費用を先に支払う」契約 も増えています。
この場合、契約書に特約が明記されているかどうかが重要です!!!
2. 相場はいくら?幅と注意点
実際のクリーニング費用の相場は、ここ数年の物価上昇や人件費高騰の影響で全体的に上がっています。特に水回りの清掃やエアコン内部洗浄など、専門業者による作業費用が上がっており、下記のような価格帯が現在の一般的な目安です。
| 間取り・規模 | 相場目安 |
|---|---|
| ワンルーム・1K | 約30,000円〜50,000円程度 |
| 1LDK〜2DK | 約50,000円〜70,000円程度 |
| 2LDK〜3LDK以上 | 約60,000円〜80,000円以上(物件・地域により10万円超も) |
また、地域や物件グレードによって差があります。特に築浅や設備が新しい、ペット可物件などでは、退去時のクリーニング項目が多く設定されているケースもあります。
参考:不動産管理会社の全国調査(2024年時点)でも、「1Kで3〜4万円台」「2LDKで5〜7万円台」が中心となっており、数年前より1〜2万円程度上昇しています(社内取引事例・複数管理会社ヒアリングによる)。
3. 誰がクリーニング費を負担するの?契約書に書かれていなければ貸主負担が原則
一般的に、賃貸借契約において「清掃・原状回復」の費用負担を明確にしていない場合、国などのガイドラインでは貸主が負担するという見方があります。
しかし、契約書内に 「借主負担でクリーニング費○○円」 と明記されていれば、借主がその費用を支払うことが有効となります。
つまり、支払うかどうかの分岐点は 契約書にその特約があるかどうか です。
なお、支払いたくないという理由で「申込み」を断られるケースもあります。管理会社・貸主によっては、クリーニング費を拒否する申込者を「リスクある入居者」と判断して受け付けないこともあるため、全く支払わないという姿勢は注意が必要です。
4. 契約前に確認すべきクリーニング費のチェックリスト
契約に進む前に、次のポイントを確認しておきましょう。
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クリーニング費が初期費用に含まれているかどうか
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契約書または重要事項説明書に「クリーニング費」「清掃費」「原状回復費用」などの項目が明記されているか
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具体的な金額が記載されているか(例:55,000円)
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費用の支払い時期・方法(入居時に一括/退去時清算)
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敷金・礼金をゼロにしている物件で、代わりにクリーニング費が高めに設定されていないか
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クリーニング費用が相場より著しく高くないか
弊社では、宇城市・宇土市・天草市エリアの賃貸物件紹介時に、クリーニング費の有無・金額・特約の有無を必ず確認・ご説明しています。初期費用を抑えたい方にも安心してご相談いただけます。
5. クリーニング費を抑えるための実践テクニック
初期費用を少しでも抑えたい方のために、以下の方法もご紹介します。
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敷金・礼金なし物件を探す
敷金・礼金がゼロでも、クリーニング費が高めにプラスされていることもあるため、総額で比較すると安心です。 -
契約書の特約記載を確認し、交渉できるか相談
金額があいまいな物件では、条件交渉を依頼できるケースもあります。 -
綺麗に使えば退去時に追加費用を抑えられる物件を選ぶ
クリーニング費用が一定額で決まっている物件は、使い方次第でコスト削減の可能性あり。 -
築年数・設備状況とクリーニング費用のバランスを確認
築浅や設備の新しい物件では、美観や衛生面の維持を重視するため、ハウスクリーニング費用が高めに設定されているケースが多いです。
一方で、築年数が経過した物件では、ある程度の使用感を前提として費用が抑えられることもあります。 6. まとめ
賃貸契約の初期費用の中でも、見落としがちな「クリーニング費」について整理すると以下のようになります。
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通常の清掃・除菌作業であれば、ワンルームで約3~5万円、1LDK〜2DKで約5〜7万円、広めの物件では数万円〜8万円以上が相場。
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契約書に「借主負担」と明記されていなければ、貸主負担が原則。
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支払いたくないという理由で申込みを断られるケースもあるため、無条件の拒否は逆効果。
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契約前にクリーニング費の有無・金額・特約を必ず確認し、総初期費用として納得してから進めることが大切。
初期費用を抑えたい方も、クリーニング費の扱いを理解しないまま契約を進めると、あとから「こんなに費用がかかったのか…」と後悔することもあります。
もし物件探しや契約の条件で不安があれば、宇城市・宇土市・天草市エリアの実績ある当社にぜひご相談ください。条件に合った物件紹介はもちろん、契約書のチェック・クリーニング費の説明まで丁寧にサポートいたします。
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