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同じ物件なのに家賃に差がある?もしかして事故物件?!

物件選びのコツ

吉利 美玖

筆者 吉利 美玖

不動産キャリア3年

明るさと笑いに溢れています!

賃貸物件を探していると、似たような条件の物件なのに家賃に差があることに気づくことがあります。

例えば、同じマンションの同じ階で、同じ間取りなのに家賃が数千円、時にはそれ以上違うことも...そんな時に頭をよぎるのが「もしかして事故物件?」という不安です。今回は、家賃に差がある理由と、事故物件の見分け方についてご紹介します。


 

 1. 家賃に差がある理由は事故物件だけじゃない! 


まず、家賃に差があるからといって、必ずしも事故物件であるとは限りません!

実際には、さまざまな理由で家賃が異なることがあります。


  •  階数や方角の違い 
     一般的に、同じ建物でも階数や方角によって家賃が変わることがあります。例えば、日当たりの良い南向きの部屋や、景色が良い高層階の部屋は、人気が高く家賃が高めになる傾向があります。


  •  リフォームやリノベーションの有無 
     同じマンション内でも、部屋ごとにリフォームやリノベーションが行われている場合があります。新しい設備や内装が整った部屋は、当然家賃が高く設定されることが多いです。


 お部屋の空き期間 
 同じ建物、同じ間取りでも、空いてきたタイミングが異なっていることで、家賃の設定が違ったり、空き期間が長くなってきたお部屋(3か月から半年ほど)からお家賃の減額がされていく傾向にあります。

 2. 事故物件とは? 


  • 契約条件の違い
     オーナーや管理会社によっては、契約期間や敷金・礼金の条件が異なる場合があります。家賃が通常より安く設定されることもあります。


▼では、そもそも事故物件とは何でしょうか?

事故物件とは、過去にその物件内で人が亡くなったり、犯罪が行われたことがある物件のことを指します。こうした物件は「心理的瑕疵(しんりてきかし)」物件とも呼ばれています。

このことが原因で家賃が安くなることがたまにあります。相場通りの家賃でもこういったお部屋ももちろんあります。


  • 告知義務について
     日本では、事故物件に関する情報を借主に知らせる「告知義務」があります。
  • ただし、告知義務は永遠に続くわけではなく、ある程度の期間が経過すると義務がなくなる場合もあり、義務がなくなると言わなくてもいいことから、あえて言わない業者様、管理会社様に聞かされておらず普通に紹介してしまう仲介会社があることも頭に入れておく必要があります。また、告知の内容が限られていることもあり注意が必要です。

告げなくてもよい場合
【賃貸借・売買取引】取引の対象不動産で発生した自然死・日常生活の中での不慮の死(転倒事故、誤嚥など)。※事案発覚からの経過期間の定めなし。
【賃貸借取引】取引の対象不動産・日常生活において通常使用する必要がある集合住宅の共用部分で発生した①以外の死・特殊清掃等が行われた①の死が発生し、事案発生(特殊清掃等が行われた場合は発覚)から概ね3年間が経過した後
【賃貸借・売買取引】取引の対象不動産の隣接住戸・日常生活において通常使用しない集合住宅の共用部分で発生した①以外の死・特殊清掃等が行われた①の死※事案発覚からの経過期間の定めなし

  • 引用://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo16_hh_000001_00029.html


 
. 事故物件の見分け方 


事故物件かどうか心配な場合、いくつかの方法で確認することができます。

  • 不動産会社に直接質問する
     まずは、不動産会社に直接事故物件かどうかを尋ねることが一番確実です。告知義務がある場合、質問すれば情報を提供してもらえます。該当しないものでも過去に何かあった場合は教えてほしい旨を伝えておくといいでしょう。

  • 過去の入居者や近隣住民に聞く
     過去の入居者や近隣の住民に話を聞くと、その物件の過去の情報を得られることがあります。特に近所の方々は、物件の過去の出来事について知っていることが多いです。

  • インターネットで調べる
     現在、事故物件情報を掲載しているウェブサイトもあります。物件の住所や名前で検索してみると、過去に何か事件があったかどうかが確認できることがあります。 大島てる さんは特に有名ですね。


 
. 家賃が安い物件は得? 


家賃が安い物件を見つけたとき、それが事故物件であったとしても、必ずしもデメリットばかりではありません。心理的な影響を気にしない場合や、割安な家賃でお得に住みたいという方の中には、あえて事故物件を選ぶ人もいます。また、過去の出来事を気にしないで快適に住んでいる人も多くいます。



 
. まとめ:家賃の差に理由がある! 


家賃に差がある物件を見つけたとき、「もしかして事故物件?」と不安になるのは当然です。

しかし、家賃が安い理由は、必ずしも事故物件に限らず、リフォーム状況や契約条件、立地条件などさまざまな要因があります。不安がある場合は、不動産会社に質問し、しっかりと情報を確認することが大切です。

快適な住まい選びのために、しっかりと情報を集め、自分に合った物件を見つけましょう!





 

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